窒素源の肥料について学んできました。

有機肥料はとてもゆっくり働く効く肥料であることを学びました。
それ以外にも有機肥料にはユニークな特徴があるようです。

学んでいきます!


有機肥料と土壌生物の関係


有機肥料の窒素源の多くは
それ自体、直接根から吸収できるわけではありません。

有機肥料の窒素源が土壌生物によって、分解されることで、
初めて植物が吸収できる形になるようです。

土壌生物は生物なので、
生きていくためには、タンパク質と炭水化物を
摂取しなければなりません。

尿素や硝酸化合物やアンモニウム化合物には
炭水化物の素であるCがあまり入っていません。

一方、
有機肥料の中の生物由来のものは、
炭水化物を多く含んでいます。

つまり、
有機肥料は植物に与えるためというよりも、
土壌生物の餌をまいているというイメージでしょうか。


これは、
センイを摂取するのに似ています。

人はセンイを消化できないですが、
人の腸内細菌の餌になります。
腸内細菌の増殖で得られる化学物質は
人に良い結果を与えます。

馬はセンイを消化できないですが、
馬の盲腸の細菌の餌になります。
盲腸の細菌の増殖で得られる化学物質は
馬にとって必要不可欠です。

植物は有機肥料を直接吸収できないですが、
土壌に飼育している生物の餌になります。
土壌生物の増殖で得られる化学物質は
植物にとって吸収しやすい物質です。

有機肥料の注意点


有機肥料はまず土壌生物が使います。
土壌生物のサイクルがうまく回っていないと、
植物に肥料成分はあたりません。

有機肥料を多用する場合は、
土壌生物が分解する十分な時間
十分な炭素(C)が必要です。

有機肥料の中には十分な炭素が
含まれているものも多くあります。

しかし、気をつけなければいけないことがあります。

ここで重要なのは、
C/N比です。

その名の通り、
炭素窒素比率

一般的な土壌のC/N比は12くらいらしいです。
一般的に20を下回っている(Nが多い)と、
アンモニア態窒素が出来やすい。

C/N比が小さすぎると、土壌生物のバランスが崩れます。
一時的には問題ないですが…


20を上回っている(Nが少ない)と、
土壌生物が窒素を使いきってしまい、
植物に回らないことが起こるようです。

これは困った事態です。
せっかく、植物に使ってもらうために、まいたのに…


土壌生物のバランスが崩れては困るので、
高めが良いのでしょうか!?

植物に肥料成分を使ってもらうために
低めが良いのでしょうか!?

ここもバランスが大事なようです。

イメージ的には
秋は高めで土壌生物いっぱい増えてもらってー
春は低めで植物に肥料供給ー
みたいな感じでしょうか。

ちょうど良い肥料はないかなー??


そう!


発酵堆肥!

これもう発酵しているので、
微生物も増殖しているし、
窒素も利用しやすくなっているはずですね!

有機肥料が化学肥料を凌駕する点


植物に窒素を与えるだけが目的ならば、
化学肥料の方が効率的です。

しかし、上記のように長々勉強してきた結果、
複雑ですが、肥料としても効果が見込めそうです。

さらに、有機肥料の効果は肥料成分だけじゃありません。
化学肥料では全く得られない効果が得られます。

有機肥料は腐植を形成し、肥料もちを良くします。
有機肥料は土壌生物の多様性を確保します。
有機肥料は土壌の物理性を確保します。

これらは過去記事で土壌生物の役割として、
上げた項目です。


そう!


この効果は有機肥料の効果!

いや、
土壌生物と有機肥料の共同作用の賜物。

ミミズの多い畑が良い畑と言われる理由!


なんか、有機肥料が土壌生物に
使われることが大事なようですー!


89日目の体重。

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